事例紹介

エポキシ樹脂架橋反応のシミュレーションからのガラス転移温度評価

J-OCTAの反応モデラーを用いてエポキシ樹脂の架橋反応についてシミュレーションを行いました。
使用したエポキシ樹脂はビスフェノールA型エポキシ樹脂、硬化剤はエチレンジアミンを使用しています。


Fig1.modeling of molecules by using J-OCTA (left=EP, right=ethylenediamine)
Fig1.modeling of molecules by using J-OCTA
(left=EP, right=ethylenediamine)
Fig2.Simulation of crosslinking reaction
Fig2.Simulation of crosslinking reaction
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反応モデラーで作成したシミュレーションの結果からJ-OCTA事例データベースの内の一つである「ガラス転移温度の計算(Scenario_calc_Tg)」を用いてガラス転移温度を評価することができます。
今回は架橋密度を29%,50%,80%についてガラス転移温度の計算を実施しました。


Fig3-a.Specific volume at each temperature (29%)
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Fig3-a.Specific volume at each temperature (50%)
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Fig3-a.Specific volume at each temperature
(left=29%,right=50%)
Fig3-b.Specific volume at each temperature (80%)
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Fig3-b.Specific volume at each temperature (80%)

ガラス転移温度計算は比体積を各温度で計算し、低温側と高温側から線形近似しその交点からガラス転移温度を求めています。150[K]から600[K]の範囲で実施した結果をFig3で示しています。


Fig4.Tg at each crosslink density
Fig4.Tg at each crosslink density

今回は3点だけの実施でしたが、架橋密度を高くしていくことでガラス転移温度が上昇する傾向にあるという結果が得られました。






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