Users Meeting

J-OCTAユーザー会議2011

Last Updated 2011-07-21

お客様各位


弊社ではユーザー様への情報提供を目的に、『J-OCTAユーザー会議2011』を開催いたします。

本会では、材料物性シミュレーション分野の第一人者による講演から、解析事例、製品の最新情報など、お客様のビジネスにお役立ていただける情報を提供させていただきます。

皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げております。



開催概要

お申し込みは締め切らせていただきました。

主催 株式会社JSOL
日程 2011年 7月25日(月) 13:00〜 (受付開始 12:30〜)
会場 弊社東京本社
東京都中央区晴海2-5-24 晴海センタービル7階(MAP
定員 50名
参加費 ユーザー様  無料
一般      10,000円(消費税込み)
申込締切 2011年 7月15日(金)


プログラム

※プログラムは予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。

12:30- 受付開始
13:00- 開会のご挨拶
13:10-
学術分野での活用事例、最新動向
分子シミュレーション研究の動向と計算環境
慶應義塾大学 理工学部機械工学科 教授 泰岡顕治氏
分子レベルのシミュレーションを用いた最近の研究動向についてソフトマテリアル関係を中心に紹介する。また、近年の計算環境の変化と今後の予測について紹介し、分子シミュレーション(粗視化分子シミュレーションを含む)研究の可能性について述べる。
13:40-
学術分野での活用事例、最新動向
澱粉およびセルロース系の全原子シミュレーション
山形大学 大学院理工学研究科 准教授 香田智則氏
澱粉とセルロースは、我々の生活と生命に深く関わる異性体である。本講演では、J-OCTA/COGNACを用いた全原子シミュレーションによって、澱粉とセルロースの系の振る舞いをどこまで捉えられるかという試みについて発表する。澱粉の系においては、米を炊く際の主たる現象となる糊化を捉えるシミュレーションについて講演する。また、セルロース系においては、セルロースの結晶多形間の転移を議論する。
14:10-
JSOL ソリューションのご紹介
株式会社JSOL 宮地岳彦
材料開発、研究の現場において、シミュレーション技術はますます重要度を増してきており、なくてはならないものになってきています。ナノスケールの分子シミュレーションからミリスケールの構造解析まで幅ひろい現象を再現するJSOLの各プロダクトと、それらを用いたソリューションをご紹介いたします。
14:30- 休憩・展示
15:00-
企業での活用事例 1
分子動力学法のゴムへの活用
株式会社ブリヂストン 中央研究所 研究第2部 フェロー 島広志氏
ゴム材料の特徴として、実使用環境において、変形が前提であることがある。分子動力学の適用においても、変形時の挙動の解明が求められている。そこで、一軸伸張変形計算を実施した以下の2件について報告する。
  • ポリブタジエンを対象とした伸張結晶化解析
    伸張結晶化が確認され、更に、cis比率100%はcis比率95%よりも伸張結晶化しやすいことが確認された。
  • 粗視化MDを用いた架橋体の解析
    粗視化MDの一軸伸張解析において、変形速度を十分遅くすれば、架橋の理論式と良好に対応し、ロスの評価への適用も可能である。
15:30-
企業での活用事例 1
粗視化分子動力学法によるFC高分子電解質膜の機械強度解析
トヨタ自動車株式会社 FP部 主任 諸星圭氏
自動車用動力源として燃料電池が本格的に普及するためには、耐久性能のさらなる向上が欠かせない。耐久性能において重要な課題のひとつは高分子電解質膜が膨潤と収縮を繰り返して機械強度が低下することで、この機械強度の低下要因を解明して膜の分子設計につなげるために分子シミュレーションによって吸水時の膜の弾性率と内部状態との関係を調べた。
16:00-
J-OCTAの最新機能と今後
株式会社JSOL 小沢拓
2011年3月にJ-OCTA V1.5がリリースされました。最新機能のご紹介と今後の開発予定についてご紹介します。
16:20- 休憩・展示
16:40-
企業での活用事例 2
COGNACを用いた高分子の光学物性検討
住友化学株式会社 樹脂開発センター 宮崎洋介氏
OCTA/COGNACを用い高分子の延伸とアニールのシミュレーションを行い、光学フィルムの開発に必要な配向複屈折を計算する手法を検討した。延伸、アニールシミュレーションの条件とシミュレーション結果、実験結果との関係について報告する。
17:10-
企業での活用事例 2
COGNACを用いたフェノール樹脂架橋ネットワーク構造の応力歪解析
住友ベークライト株式会社 基礎研究所 主任研究員 和泉篤士氏
フェノール樹脂は耐熱性や機械特性などに優れるプラスチックとして、様々な産業分野で利用されている熱硬化性樹脂である。基本構造は三官能性のフェノール(PhOH)がメチレン基(CH2)により三次元架橋したものであり、その緻密な架橋ネットワーク構造が弾性率や強度に影響を与えていると推定される。一方、不溶不融という構造解析上の制約のため、特に機械特性に関する構造物性相関の多くは実験的な解明が困難であり、シミュレーションによる検証が有効と期待される。本発表では、フェノール樹脂の架橋ネットワークを全原子モデルで構築し、COGNACによる一軸伸長計算を行い、架橋度と応力歪の関係について評価した事例を紹介する。
17:40- 閉会のご挨拶
18:00- 懇親会


その他プロダクト紹介

以下プロダクトを、展示にて紹介いたします。


  • 材料特性予測ツール 「DIGIMAT
  • 3次元画像データ変換ツール 「Simpleware」 


注意事項

※本セミナーは事前登録制です。
※定員となり次第、締め切りとさせていただきます、お早めにお申し込みください。
※プログラムは、予告なく変更させて頂く場合がございます。
※同業他社及びその関係者の方は、お断りさせていただく場合がございます。予めご了承ください。

開催中止について

台風や地震等の自然災害、または交通機関のストライキ、あるいは講師の都合等でやむを得ず休止または日程変更することがあります。予めご了承ください。その際は改めてご連絡申し上げます。

お問い合わせ

株式会社JSOL
J-OCTAユーザー会議事務局
E-Mail : j-octa-info@sci.jsol.co.jp
TEL 03-5859-6020 FAX 03-5859-6035




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